MEO対策を実施した後の効果検証としてローカルパックの検索順位を調べるには、MEO順位チェックツールが必要です。

通常の検索でローカルパックの検索順位を調べると、ユーザーの利用状況や位置情報の影響をうけてしまうため、正確な順位を取得できません。

また、シークレットモードで検索した場合も位置情報の影響は避けられません。Googleの広告プレビューで確認することは可能ですが、Google広告アカウントが必要であり、確認に手間がかかります。

一方、MEO順位チェックツールを導入すれば、すぐにローカルパックの検索順位を調べることが可能です。弊社が提供している無料のMEO順位チェックツールを使ってすぐに順位を調べる方法を解説します。

無料でMEOの順位をすぐに調べる方法

弊社が無料で提供している、「GoogleマップMEO検索順位チェッカー」を使って検索順位を調べる方法は以下になります。

1. 「GoogleマップMEO検索順位チェッカー」のページにアクセスする
2. 画面に地域名・ビジネスアカウント名・キーワードを入力する
3. 「順位計測する」をクリックする

以上で完了です。

上記のように、MEO順位チェックツールを導入すれば簡単な手順でローカルパックの表示順位を確認できます。

MEO順位チェックツールには、無料のツールだけでなく機能が充実した有料のツールもあります。

無料のMEO順位チェックツールは、順位を計測するたびに地域名とキーワードを入力する必要がありますが、有料のMEO順位チェックツールでは事前に地域名やキーワード、計測時間を登録しておくことで自動的に順位測定がおこなわれます。

測定結果はデータとして蓄積されるため、日時を遡って順位を確認したり、グラフなどで順位の変動を確認したりすることも可能です。ツールごとに利用できる機能が異なるため、ツールを導入する目的に合わせて最適なツールを導入することが重要です。

それでは、無料・有料のMEO順位チェックツールをご紹介します。

【無料】MEO順位チェックツールのオススメ2選

前述した「GoogleマップMEO検索順位チェッカー」以外に、無料で利用できるオススメのMEO順位チェックツールは以下の2つです。

それぞれのツールの特徴をご紹介します。

I Search From

【ツールの特徴】

「I Search From」は、ブラウザ上でローカルパックの検索順位を確認できる無料のMEO順位チェックツールです。「Country」と「Language」に必要な情報を入力し、「Device」の中から対応するデバイスを選択、「Search」をクリックすると順位が確認できます。

【運営会社】Joris van Mens
【公式サイト】http://isearchfrom.com/

miteme.net

【ツールの特徴】

「MEO順位チェックツール-Miteme」は、無料でローカルパックの検索順位を確認できるツールです。ツールをパソコンにインストールしたり、会員登録したりする必要はありません。

WEB集客事業・WEBツール開発事業・婚活支援事業をおこなう、株式会社ウェブナスがツールの開発・提供をおこなっています。

【運営会社】株式会社ウェブナス
【公式サイト】https://miteme.net/area/

【有料】MEO順位チェックツールのオススメ7選

導入には費用がかかるものの、無料ツールより機能が充実したオススメのMEO順位チェックツールは以下の7つです。

それぞれのツールの特徴をご紹介します。

MEOアナリティクス

【ツールの特徴】

「MEOアナリティクス」は、WEBマーケティングやWEBサイト制作、WEBシステム開発、オフショア開発、ECシステム開発をおこなうオルグロー株式会社が提供する、MEO順位チェックツールです。

Googleマップ・Yahooマップ内の検索順位を確認できるだけでなく、検索順位の変化が折れ線グラフで表示されます。キーワードごとに異なる色で表示されるため、視覚的に状況を把握することが可能です。

分析データをPng・Excel・PDF形式でダウンロードしたり、検索結果をスクリーンショットで保存したりすることができます。市区町村から選択して計測地点を設定したり、検索順位を取得する時間を午前・午後で設定したりすることも可能です。

運営会社	オルグロー株式会社
公式サイト	https://meo-analytics.com/ranking/
費用	1~49店舗：1店舗あたり600円 50~店舗：1店舗あたり300円 ※ 1店舗あたり6キーワード

ロケーションコネクト

【ツールの特徴】

「Location Connect」は、株式会社エフェクチュアルが提供するMEO順位チェックツールです。
検索順位の測定を含めた以下のような機能を利用できます。

検索順位の測定機能以外にも、上位表示させたいキーワードの選定・分析や、競合企業も含めた検索上位を占める店舗の分析、パフォーマンス分析など、Googleビジネスプロフィールに関する分析機能がセットになっているツールです。

運営会社	株式会社エフェクチュアル
公式サイト	https://www.location-connect.net/
費用	要確認

MEOマスター

【ツールの特徴】

「MEOマスター」は、イノベートパートナーズ株式会社が提供する、複数店舗の一括管理に対応したMEO順位チェックツールです。

順位計測機能では、Googleマップに表示される上位20位以内を対象に順位を計測することができます。

また、順位推移をグラフとカレンダー形式で表示させる事ができるため、視覚的に検索順位の推移を追う事ができます。順位計測機能を利用するには、Googleビジネスプロフィールを管理する基本プランの880円（税込）に、220円（税込）をプラスすることで使用することができます。

運営会社	イノベートパートナーズ株式会社
公式サイト	https://www.innovate-partners.co.jp/meomasternext/b/
費用	基本機能利用料880円（税込）+順位計測機能220円（税込）

Gyro-n

【ツールの特徴】

「Gyro-n MEO」は、株式会社ユニヴァ・ジャイロンが提供する、MEO対策をワンストップで実施できるMEO順位チェックツールです。順位計測地点を細かく設定できるだけでなく、順位計測時間も朝・昼・晩の3つの時間から選択ができます。

また、多言語での順位計測や、キーワードごとに検索ボリュームが表示されるなど細かい機能が付いています。

運営会社	株式会社ユニヴァ・ジャイロン
公式サイト	https://www.gyro-n.com/meo/
費用	1店舗：月額1,500円 ※ 順位計測以外の機能も含む

MEOチェキ for 複数店舗

【ツールの特徴】

「MEOチェキ for 複数店舗」は、株式会社トライハッチが提供している、複数店舗のMEO対策を効率化できるMEO順位チェックツールです。市区町村、もしくは任意で順位計測地点を設定し順位計測をおこなう事ができます。

計測した順位は、日別の推移や前日比を掲載することが可能なだけでなく、登録している全案件の平均順位を計測する事もできます。

「MEO機能」では、4キーワードまでの検索順位の計測に加え、以下の機能も利用できます。その他にも、口コミ管理や店舗情報の更新など様々な機能を利用することができます。

運営会社	株式会社トライハッチ
公式サイト	https://meo.tryhatch.co.jp/meocheki/
費用	3,278円〜/月 ※ 順位計測以外の機能も含む

ローカルミエルカ

【ツールの特徴】

「ローカルミエルカ」は、自店舗だけでなく競合店舗の検索順位も確認できるMEO順位チェックツールです。1店舗あたり10キーワードまで計測が可能で、自店舗の検索順位だけではなく競合店舗の順位も計測する事が可能です。

また、アンケート作成による口コミ獲得機能や、店舗情報の一括管理機能などがあるため、Googleビジネスプロフィールの管理から、口コミの獲得までツール上で管理ができます。

SEO・MEO関連サービスを提供している株式会社Faber Companyがツールを提供しているので、MEOコンサルティングサービスも受けられます。

運営会社	株式会社Faber Company
公式サイト	https://local-mieruca.com/
費用	要確認 ※ 1店舗あたり10キーワード

Promost【MEO順位チェックツール】

【ツールの特徴】

インターネット集客サービスを提供する、株式会社プロモストが提供している「MEO順位チェックツール」は、世界中どこでも地域を指定してローカルパックの検索順位を確認できるMEO順位チェックツールです。

順位の推移とカレンダー機能を使って、MEO対策をおこなっているキーワードの効果測定が簡単にできます。

初回14日間は無料で検索順位ツールを利用できますが、無料期間終了後は有料プランに申し込む必要があります。

運営会社	株式会社プロモスト
公式サイト	https://www.promost.co.jp/meo-checktool/
費用	要確認

MEO順位チェックツールの選び方

MEO順位チェックツール選びのポイントは、以下の5つです。

それぞれの選び方について詳しく解説します。

登録可能なキーワード数で選ぶ

MEO順位チェックツール選びの1つ目のポイントは、登録可能なキーワード数で選ぶことです。

MEO順位チェックツールでは登録できるキーワード数に制限があり、登録可能なキーワード数はツールごとに異なります。MEO対策に必要な数のキーワードを登録できなければ、十分な検証や対策を実施できません。

登録可能なキーワード数が多いほど便利ではありますが、一般的に登録可能なキーワード数が多いほど利用料金も高くなる傾向にあります。

ツールを導入する前に、各店舗でどのくらいのキーワードで対策する必要があるのか、CVに繋がるキーワードがどのくらいあるのかを確認し、自社に最適な登録キーワード数のMEO順位チェックツールを選ぶようにしましょう。

計測地点の指定や計測方法を確認する

MEO順位チェックツール選びの2つ目のポイントは、計測地点の指定や計測方法を確認することです。どこまで計測地点を指定できるのかは、MEO順位チェックツールごとに異なります。

GoogleマップやYahooマップ検索の順位はユーザーが検索した場所の影響を受けるため、計測地点を適切に設定していなければ正しい検索結果が得られません。計測するたびに上位表示されているのに来店や問い合わせに結びつかない、といったことになる恐れもあります。

GPS機能をオンにしているユーザーだけでなく、オフにしているユーザーを意識する事も重要です。

また、MEO対策として順位を計測する場合では、ユーザーがいつ検索するのかも重要な要素となります。飲食店などでは店舗ごとの営業時間に差があるため、営業時間外の店舗は上位表示されにくくなります。

Googleビジネスプロフィールに登録された営業時間からユーザーにとって最適な店舗はどこかを判断し、検索する時間によって上位表示される店舗の順位が変動する仕組みです。たとえば、ピークタイムが正午なのに深夜に順位測定がおこなわれれば、実際の順位より低くなってしまう恐れがあります。

MEO順位チェックツールを選定する際には、どこまで細かく計測地点を指定できるか、計測時間を指定できるかも確認しておきましょう。

スクリーンショット機能の有無で選ぶ

MEO順位チェックツール選びの3つ目のポイントは、スクリーンショット機能の有無で選ぶことです。ローカルパックの検索順位は位置情報や計測時間の影響を受けるため、計測する人によって異なる順位が表示される場合があります。

スクリーンショット機能が付いたMEO順位チェックツールなら、ツールの画面に表示されたデータが正しいことを確認することが可能です。クライアントから依頼を受けて、成果報酬型のMEO対策サービスを提供している企業にオススメの機能と言えるでしょう。

順位チェック以外の機能を比較する

MEO順位チェックツール選びの4つ目のポイントは、順位チェック以外の機能を比較することです。有料のMEO順位チェックツールでは順位チェック以外にさまざまな機能が利用できますが、利用できる機能はツールごとに異なります。

複数の店舗を運営している場合に便利な機能や口コミの管理・返信ができる機能など、自社の目的を達成するために必要な機能が用意されているかを確認しましょう。

サポート体制を確認する

MEO順位チェックツール選びの5つ目のポイントは、サポート体制を確認することです。

インハウスでMEO対策を実施するためにMEO順位チェックツールを導入する場合、機能の利用方法が分からなかったり、ツールで取得したデータをどのように活用すれば良いのか分からなかったりすることもあるでしょう。

MEO順位チェックツールによっては、ツールを提供するだけでなく、チャットやメール、電話でツールの使い方を教えてもらえたり、MEO対策のコンサルティングを受けられたりするサポートが用意されているものもあります。

自社に必要なサポートが用意されているかを確認し、最適なMEO順位チェックツールを選定しましょう。

MEO順位チェックツールを導入するメリット

MEO順位チェックツールを導入するメリットは、以下の3つです。

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

順位計測の時間を効率化できる

MEO順位チェックツールを導入する1つ目のメリットは、順位計測の時間を効率化できることです。手作業で順位を計測する場合、順位を計測したいキーワードを何度も入力する必要があります。

複数の店舗を運営している場合だと数十回・数百回と検索することになるため、面倒な作業を何度も繰り返さなければいけません。一方、複数のキーワード・複数の店舗を同時に確認できるMEO順位チェックツールを利用すれば、順位の計測にかかる時間を大幅に短縮できます。

日々の推移を確認できる

MEO順位チェックツールを導入する2つ目のメリットは、日々の推移を確認できることです。

手作業で順位を計測する場合、検索結果を目視で確認するだけなので、データが自動的に記録されるわけではありません。検索するキーワード数や店舗数が多い場合だと、以前より順位が上がったキーワードはどれなのか、順位が低下した店舗はどこなのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。

日々の検索結果を手作業でエクセルなどに記録してグラフ化するのは、膨大の手間と時間がかかる作業です。

一方、過去に検索した結果がデータとして蓄積され、折れ線グラフなどで表示されるMEO順位チェックツールを利用すれば、ツールの画面を開くだけでいつでも日々の推移を確認できます。

蓄積されたデータをPngやExcel、PDFなどの形式でダウンロードできたり、検索結果をスクリーンショットとして保存できたりするMEO順位チェックツールなら、紙に印刷したりデータを送信したりすることで、社内スタッフと進捗状況を共有することも可能です。

蓄積されたデータを基に今後の施策に役立つ

MEO順位チェックツールを導入する3つ目のメリットは、蓄積されたデータを基に今後の施策を立案し、改善に活用できることです。

手作業で検索順位を確認するだけでは、なぜ順位が上がらないのか、順位が低下したのか原因までは分かりません。目先の順位に振り回されて根拠のない対策を実施してしまうと、手間や時間をかけても成果が出なかったり、逆効果になってしまう恐れがあります。

場合によっては、順位を計測して現状を把握するだけで精一杯になってしまうこともあるでしょう。

一方、問い合わせやGoogleビジネスプロフィールの表示、WEBサイトURLクリック、ルート検索に繋がったキーワードはどれなのかが分かるMEO順位チェックツールなら、蓄積されたデータを基に順位変動やアクション率が変動した原因を想定し、今後の施策立案や改善に活用することが可能です。

MEO順位チェックツールでできること！活用方法を紹介

MEO順位チェックツールでできることは以下の3つです。

それぞれの活用方法について詳しく解説します。

競合店舗の順位確認ができる

MEO順位チェックツールを導入することで、自店舗だけでなく競合店舗の順位も確認できます。キーワードごとに自店舗と競合店舗の順位を比較できるため、MEOでどのキーワードに対して対策すべきか、どのような施策が有効なのかが分かり、効果的な対策を実施することが可能です。

ただし、一部のツールしか対応していないため今日店舗の順位を確認したい場合は、事前に問合せをおこない詳しく聞いておきましょう。

地域を指定して順位確認ができる

MEO順位チェックツールでは、地域を指定して順位を確認できます。GoogleマップやYahooマップ検索では、ユーザーの位置情報が結果に反映されてしまいます。検索履歴や閲覧履歴が反映されないシークレットモードで検索した場合でも、位置情報の影響は避けられません。

一方、地域を指定できる機能が付いたMEO順位チェックツールなら、分析するスタッフがいる場所の影響を受けず、正確な順位計測が可能です。

ほとんどのMEO順位チェックツールでは地域を指定できる機能が付いていますが、どこまで細かく地域を指定できるのかはツールごとに異なります。たとえば、福岡市内に複数の店舗を展開している場合、都道府県までしか指定できなければツールを導入する意味がありません。

MEO順位チェックツールを選定する際には、都道府県までしか指定できないのか、市町村まで指定できるのか、番地まで指定できるのか確認しておきましょう。

レポート機能が備わっている

MEO順位チェックツールの中には、レポート機能が利用できるツールもあります。

MEO対策を実施する場合、現在の順位だけを計測しただけでは十分な対策を実施できません。先月と比べて今月の検索順位は上がっているのか、急激に順位が下がったキーワードはないかなど、時系列でチェックすることが重要です。

手作業で検索結果を記録してレポートを作成することは可能ですが、対策するキーワード数や店舗数が多ければ手間と時間がかかってしまいます。

一方、レポート機能が備わっているMEO順位チェックツールなら、計測した順位はデータとして蓄積され、折れ線グラフなどで順位の変動を見える化することができます。

画面に表示されたレポートをエクスポートしてスタッフ間で共有して対策を検討したり、レポートをそのまま上司へ提出したりするといった活用も可能です。

まとめ

今回は、オススメのMEO順位ツールの特徴についてご紹介しました。

導入するメリットやできること、選び方は以下の通りです。

導入するメリット	・順位計測の時間を効率化できる ・日々の推移を確認できる ・蓄積されたデータを基に今後の施策に役立つ ・複数店舗のデータを一括管理できる
できること	・競合店舗の順位が確認できる ・地域を指定して順位を確認できる ・レポート機能が備わっている
選び方	・登録可能なキーワード数で選ぶ ・計測地点の指定や計測方法を確認する ・スクリーンショット機能の有無で選ぶ ・順位チェック以外の機能を比較する ・サポート体制を確認する

MEO順位ツールによっては、ローカルパックの検索順位を確認できるだけでなく、計測した順位データを蓄積してグラフ化したりダウンロードできたりするツールもあります。ツールごとに利用できる機能が異なるため、本記事を参考に自社にとって最適なツールを導入しましょう。