Googleビジネスプロフィールの「投稿」とは
Googleビジネスプロフィールの「投稿」とは、Google検索やGoogleマップで検索をおこなったユーザーに対し、Googleビジネスプロフィールのオーナーが運営する店舗のイベントやキャンペーンなど、店舗に関する最新情報を提供する機能です。
Googleビジネスプロフィールの管理画面に表示されている「最新情報を追加」から、「投稿」機能が利用できます。
自店舗を利用したことがあるユーザーや自店舗に興味があるユーザーだけでなく、自店舗の存在を知らない見込み顧客に対しても情報を提供できるため、来店数や予約数を増加させることが可能です。
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能でできること
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能でできることは、以下の5つです。
- お店の最新情報を発信できる
- お得なクーポンの配布ができる
- イベント情報の告知ができる
- 商品・サービスの紹介ができる
- 予約・オンライン注文の促進ができる
「投稿」機能でできる、具体的な内容を解説します。
お店の最新情報を発信できる
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能でできることの1つ目は、お店の最新情報を発信できることです。「最新情報を追加」の「最新情報を追加」から投稿をおこないます。
- 飲食店であれば新たに開発したメニューをお知らせする
- 小売店であれば品切れしていた商品の入荷を知らせる
- 買取店であれば本日の買い取り価格を伝える
- 営業時間の変更をお知らせする
- 自然災害による突然の営業中止をお知らせする
といった、タイムリーな情報をユーザーに伝える際に利用できます。
投稿文に加え、写真や画像を投稿したり、リンクボタンを設置したりする事も可能です。主に、店舗を利用したことがあるユーザーや店舗に興味があるユーザーに向けて情報を発信します。
お得なクーポンの配布ができる
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能でできることの2つ目は、お得なクーポンの配布ができることです。「最新情報を追加」の「特典を追加」から投稿をおこないます。
ユーザーに対して個別にクーポンを手渡すのではなくオンライン上で割引クーポンを提供できるため、クーポンを配布するコストを削減でき、今まで店舗を利用したことがないユーザーの来店促進に繋がります。
イベント情報の告知ができる
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能でできることの3つ目は、イベント情報の告知ができることです。「最新情報を追加」の「イベントを追加」から投稿をおこないます。
体験イベント、有名人・著名人を招いたイベント、特定の日に実施するイベント情報を告知できます。イベントは初めて店舗を訪れるきっかけにもなるため、集客数増加に繋がります。
商品・サービスの紹介ができる
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能でできることの4つ目は、商品・サービスの紹介ができることです。
商品を販売する店舗であれば扱っている商品の品揃えや販売価格、サービスを提供している店舗であればサービスの内容や利用料金を紹介することで、競合する店舗と比較・検討しているユーザーに対して来店を促す効果が期待できます。
予約・オンライン注文の促進ができる
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能でできることの5つ目は、予約・オンライン注文の促進ができることです。
「投稿」機能ではページに予約ボタンを設置できるため、美容院やテイクアウトピザなどのように、事前の予約が必要な店舗やオンライン注文を受け付けている店舗への来店を促進できます。
Googleビジネスプロフィールから「投稿」した内容が表示される場所
Googleビジネスプロフィールから「投稿」した内容が表示される場所は、Google検索結果画面とGoogleマップの画面の2か所です。
ユーザーが店舗名で検索した場合には、検索結果が表示されている画面の右側のナレッジパネルのビジネス情報の下に、Googleビジネスプロフィールから「投稿」した内容が表示されます。
ただし、投稿した文章や画像のすべてが表示されるわけではありません。表示されるのはサムネイル画像と文章の一部のみです。
ユーザーが地図検索をおこなった場合にも、Googleマップ上にGoogleビジネスプロフィールから「投稿」した内容が表示されます。
「投稿」をおこなう手順
Googleビジネスプロフィールから投稿をおこなう手順は、以下になります。
- Googleビジネスプロフィールにログインします。
- 検索結果画面に表示されたメニューの中から「最新情報を追加」をクリックします。
- 投稿の種類を選択します。
- 投稿内容を入力して完了です。
慣れてしまえば数分で投稿できるため、日々の業務にフローに組み込んで最新情報やお得な情報を発信できるようにしておきましょう。
「投稿」の種類と表示例
投稿には、「最新情報を追加」「特典を追加」「イベントを追加」の3種類があります。大きな違いは、「最新情報を追加」は投稿期間を指定することができませんが、残りの2つは期間を設定することができます。
「イベントの追加」と「特典を追加」の違いは、クーポンコードを設定できるかどうかが異なります。
それぞれの特徴や、表示例について詳しく解説します。
「最新情報を追加」の表示例
「最新情報を追加」から投稿をおこなうと、以下画像のように、
- 「投稿日」
- 「画像」
- 「説明文」
が表示されます。
また、ボタンの追加が可能で、
- 「予約」
- 「オンライン注文」
- 「購入」
- 「詳細」
- 「登録」
- 「今すぐ電話」
が追加できます。
「特典を追加」の表示例
「最新情報を追加」から投稿をおこなうと、以下画像のように、
- 「投稿日」
- 「画像」
- 「有効期限」
- 「説明文」
- 「クーポンを見る」
が表示されます。
クーポンを見るをクリックすると、お店で利用するクーポンコードが表示されます。オンラインから直接利用できるように、特典利用へのリンクも設定できます。
「イベントを追加」の表示例
「最新情報を追加」から投稿をおこなうと、以下画像のように、
- 「投稿日」
- 「画像」
- 「イベントの開催期間」
- 「説明文」
が表示されます。
また、ボタンの追加が可能で、
- 「予約」
- 「オンライン注文」
- 「購入」
- 「詳細」
- 「登録」
- 「今すぐ電話」
が追加できます。
Googleビジネスプロフィールから「投稿」をおこなうメリット
Googleビジネスプロフィールから「投稿」をおこなうメリットは、以下の3つです。
- リアルタイムで最新情報を伝えることができる
- 来店数の向上が期待できる
- 間接的なMEO効果が期待できる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
リアルタイムで最新情報を伝えることができる
Googleビジネスプロフィールから「投稿」をおこなう1つ目のメリットは、リアルタイムで最新情報を伝えられることです。
新聞やチラシなどのオフラインの集客方法の場合、ユーザーの手元に届くまでに一定の時間がかかるため、タイムリーなイベントを伝える場合には向いていません。
一方、Googleビジネスプロフィールから「投稿」をおこなっておけば、Google検索や地図検索をおこなったユーザーに対し、最新情報をすぐに伝えることが可能です。
突然の大雨やトラブルで急遽店舗を閉店する場合や、日時を指定したイベント・キャンペーンなど、後から見ても意味がない情報を伝える場合に効果的です。
ただし、投稿した内容を見るのはGoogle検索や地図検索をおこなったユーザーに限られるため、店舗の存在を認知していない潜在顧客や、WEB検索をおこなわないユーザーに対しては情報を伝えることはできません。
自社SNSアカウントやWEBサイトなど、他の集客コンテンツと合わせて情報の発信をおこないましょう。
来店数の向上が期待できる
Googleビジネスプロフィールから「投稿」をおこなう2つ目のメリットは、来店数の向上が期待できることです。
Googleマップに表示された店名や住所など店舗の基本的な情報だけだと、他の店舗との違いが分からず、ユーザーが他の店舗を利用することもあるでしょう。
Googleビジネスプロフィールから「投稿」をおこない、店舗で扱う商品、サービスの特徴やイベント、キャンペーン情報、割引クーポンなどを投稿しておけば、競合店舗との差別化ができます。
Google検索や地図検索をおこなうユーザーは購買意欲が高いため、店舗の情報を伝えることによって競合店舗との違いをアピールできれば、新規顧客の獲得・来店数の向上が期待できるわけです。
間接的なMEO効果が期待できる
Googleビジネスプロフィールから「投稿」をおこなう3つ目のメリットは、間接的なMEO効果が期待できることです。
Googleは、ローカルパックの順位を決める要素のひとつとして、検索ユーザーが使用するキーワードと店舗の関連性を挙げています。
たとえば、ユーザーが「○○ テイクアウト」と検索した場合、投稿の中でテイクアウトできることを解説していれば、ローカルパックの上位に表示されやすくなります。
ユーザーが店舗を探す場合に、どのようなキーワードを使用するかを意識して投稿文を作成しましょう。
「投稿」の注意点
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能の注意点は、以下の2つです。
- 投稿した内容はすぐには反映されない
- 登録カテゴリによっては投稿ができない
それぞれの注意点について詳しく解説します。
投稿した内容はすぐには反映されない
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能の1つ目の注意点は、投稿した内容はすぐには反映されないことです。
投稿した内容はすぐに反映されるわけではなく、ユーザーの画面に表示されるまでには一定の時間がかかります。投稿後すぐにチェックして表示されないからといって、投稿方法が間違っているとは限りません。
どのように表示されるのかをチェックする場合には、ある程度時間をおいて確認するようにしましょう。
登録カテゴリによっては投稿ができない
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能の2つ目の注意点は、登録カテゴリによっては投稿ができないことです。
登録カテゴリが「宿泊業」や「酒店」「たばこ販売店」「アダルト関連業」の場合、Googleビジネスプロフィールに投稿機能が表示されず、そもそも投稿ができません。
よくある「投稿」できない原因
Googleビジネスプロフィールで「投稿」ができない主な原因は、以下の5つです。
- 投稿できない商品やサービスに該当している
- 肌の露出が多いと判断される画像を使っている
- 投稿する文章が1,500文字を超えている
- 投稿するテキストに電話番号が記載されている
- 翻訳の間違いによって投稿が削除されている
それぞれの原因と解決方法を解説します。
投稿できない商品やサービスに該当している
Googleビジネスプロフィールで「投稿」ができない原因の1つ目は、投稿できない商品やサービスに該当していることです。
前述したような、投稿機能の利用が制限されたカテゴリではない場合でも、タバコやアルコールなどの規制された商品やサービスに関する内容の投稿はできません。
投稿機能自体は利用できるため、営業時間の変更など、販売する商品や提供するサービスとは直接関係のない内容であれば投稿できます。
規制された商品やサービス: 規制されている業界で商品やサービスを提供する場合、投稿の使用は許可されますが、商品自体に関連するコンテンツを投稿することはできません。規制対象の業界には通常、成人向けサービス、アルコール、タバコ、医薬品、ドラッグ、健康および医療向け機器、ギャンブル関連サービス、花火、武器、金融サービスが含まれます。
投稿を作成して、ステータスを確認する「Googleビジネスプロフィール ヘルプ」
肌の露出が多いと判断される画像を使っている
Googleビジネスプロフィールで「投稿」ができない原因の2つ目は、肌の露出が多いと判断される画像を使っていることです。
Googleの投稿に関するコンテンツポリシーでは、性的描写が露骨なコンテンツの投稿を禁止しています。肌の露出が多い画像を投稿に使用した場合、「性的描写が露骨なコンテンツ」だと判断され、投稿できない場合があります。
投稿で画像を使用する場合には、肌の露出が多い画像は避けるようにしましょう。
性的描写が露骨なコンテンツ
禁止および制限されているコンテンツ
Google マップは、世界のあらゆる場所を安全に探索できる場です。そのため、性的描写が露骨なコンテンツは許可されません。
これには以下が該当します。
ポルノ、または性的満足を意図した性行為、性器、フェティッシュの描写。
露出した性器を含むコンテンツ。
獣姦を美化または助長するコンテンツ。
露骨な性的描写を含むコンテンツや性的に露骨な行動を美化または助長するコンテンツ。
一般的に露骨な性的描写と考えられるコンテンツであっても、特定の場所との関連性があり、そのコンテンツを投稿した背景をユーザーが理解できるよう十分な情報が提供されている場合は、教育、ドキュメンタリー、科学、芸術に該当するものとして投稿が許可されることがあります。
投稿する文章が1,500文字を超えている
Googleビジネスプロフィールで「投稿」ができない原因の3つ目は、投稿する文章が1,500文字を超えていることです。
Googleビジネスプロフィールでは、1,500文字を超える文章の投稿ができません。文章の文字数が1,500文字を超えている場合には、文章を分けて投稿するか、投稿文を要約して1,500文字以下にするようにしましょう。
投稿するテキストに電話番号が記載されている
Googleビジネスプロフィールで「投稿」ができない原因の4つ目は、投稿するテキストに電話番号が記載されていることです。
Googleビジネスプロフィールでは不正使用を避けるために投稿文に電話番号を含めることを許可していません。投稿文に電話番号が記載されていると、Googleから投稿が拒否され、投稿できなくなってしまいます。
投稿文に電話番号が含まれていた場合には、電話番号を削除して再度投稿してみましょう。
また、投稿に電話番号を記載できない代わりに「今すぐ電話」が表示される仕組みになっているので、電話番号の設定をおこなうことも重要です。
翻訳の間違いによって投稿が削除されている
Googleビジネスプロフィールで「投稿」ができない原因の5つ目は、翻訳の間違いによって投稿が削除されていることです。
Googleは投稿した文章を英訳して投稿内容を審査していますが、日本語から英語へ翻訳する際に間違った意味の単語として翻訳してしまい、ポリシー違反だと判断されるケースがあるようです。
【参考資料】:ビジネスプロフィールの最新情報が削除される
投稿をSNSでシェアする方法
Googleビジネスプロフィールでおこなった投稿を、FacebookとX(Twitter)の2つのSNSでシェアができます。
▼ 投稿をSNSでシェアする手順は、以下の通りです。
- 「投稿を共有」をクリックする
- FacebookとX(Twitter)のいずれかのアイコンをクリックする
- 共有するSNSにログインする
SNSにシェアすることで、Google検索や地図検索をおこなわないユーザー、自店舗の存在を知らない潜在顧客にもアプローチできるようになります。
サードパーティーツールを使うと投稿機能が更に便利になる
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能は、サードパーティーツールを使うと更に便利になります。
弊社が提供するMEOツール「MEOアナリティクス」を導入することでできることは、以下の3つです。
- 複数店舗に一括で投稿をおこなえる
- 予約投稿をおこなえる
- Instagramと連携して投稿をおこなえる
それぞれの具体的な内容をご紹介します。
複数店舗に一括で投稿をおこなえる
「MEOアナリティクス」では、複数店舗に一括で投稿をおこなえます。
複数の店舗を運営している場合、同じ内容をそれぞれのGoogleビジネスプロフィールで投稿する必要があるため、手間と時間がかかることもあるでしょう。一方、「MEOアナリティクス」なら一度投稿するだけで複数の店舗にも反映されるため、投稿にかかる負担を大幅に軽減できます。
予約投稿をおこなえる
「MEOアナリティクス」では、予約投稿をおこなえます。
イベントの告知など、投稿する内容によっては、特定の日時に投稿したい場合があるかもしれません。また、定期的に投稿するのは面倒だと感じることもあるでしょう。
「MEOアナリティクス」なら、投稿日時・投稿頻度を設定できるため、スケジュール通りに投稿をおこなうことが可能です。一度にまとめて投稿作業をおこなえるため、作業効率を向上させることができ、投稿にかかる時間を短縮できます。
Instagramと連携して投稿をおこなえる
「MEOアナリティクス」では、Instagramと連携して投稿をおこなえます。GoogleビジネスプロフィールではFacebookやX(Twitter)などのSNSと連携ができますが、Instagramとの連携はできません。
「MEOアナリティクス」ならInstagramと連携して投稿をおこなえるため、普段通りにInstagramで投稿をおこなうだけで、Googleビジネスプロフィールにも同じ内容が反映されます。
複数のInstagramアカウント・Googleビジネスプロフィールにも対応しているため、店舗数が多い場合でも時間をかけずに投稿をおこなうことが可能です。
まとめ
今回は、Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能について解説しました。
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能でできることや、「投稿」をおこなうメリット・注意点、「投稿」できない原因は以下の通りです。
できること | ・お店の最新情報を発信できる ・お得なクーポンの配布ができる ・イベント情報の告知ができる ・商品・サービスの紹介ができる ・予約・オンライン注文の促進ができる |
メリット | ・リアルタイムで最新情報を伝えることができる ・来店数の向上が期待できる ・間接的なMEO効果が期待できる |
注意点 | ・投稿した内容はすぐには反映されない ・登録カテゴリによっては投稿ができない |
「投稿」できない原因 | ・投稿できない商品やサービスに該当している ・肌の露出が多いと判断される画像を使っている ・投稿する文章が1,500文字を超えている ・投稿するテキストに電話番号が記載されている ・翻訳の間違いによって投稿が削除されている |
本記事で解説した、Googleビジネスプロフィールから「投稿」をおこなう手順を参考に投稿をおこない、集客効果を高めましょう。
Googleビジネスプロフィールの「投稿」機能をもっと活用したい、投稿する時間を削減したいという方には、弊社が提供するMEOツール「MEOアナリティクス」がオススメです。
複数店舗への一括投稿や予約投稿、Instagramと連携した自動投稿など投稿に関する機能に加え、MEO対策に欠かせないさまざまな機能が利用できます。