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Googleビジネスプロフィールが表示されない?8つの原因を徹底解説

Googleビジネスプロフィールが表示されない?8つの原因を徹底解説

「Googleビジネスプロフィールに登録したのに店名で検索しても表示されない」「Googleマップで検索しても店舗の情報が表示されない」といった問題でお悩みではないでしょうか?今回は、ビジネス情報が表示されない原因と対処法、Googleビジネスプロフィールが表示されないことを防ぐための運営方法について解説します。

Googleビジネスプロフィールが表示されない8つの原因

自店舗のGoogleビジネスプロフィールがGoogleマップに表示されない、編集した内容が反映されないといった、ビジネス情報が表示されない原因として想定されるのは以下の8つです。

  1. Googleビジネスプロフィールが「確認済み」になっていない
  2. Googleビジネスプロフィールが停止されている
  3. Googleビジネスプロフィールがガイドラインに準拠していない
  4. 一般ユーザーから編集・削除された
  5. 検索キーワードに対する関連度や知名度が低い
  6. ローカルパックの表示が独占されている
  7. すでに別のオーナーまたはGoogleが登録をしている
  8. 類似のビジネスプロフィール名の店舗が存在している

それぞれの原因と対処法について解説します。

Googleビジネスプロフィールが「確認済み」になっていない

自店舗のGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報が表示されない1つ目の原因は、Googleビジネスプロフィールが「確認済み」になっていないことです。

Googleビジネスプロフィールでおこなった店舗情報の編集や投稿、口コミへの返信などは、Googleが内容を審査し承認しなければ反映されません。Googleが承認したかどうかは、ステータスを確認することで判断できます。

ステータスを確認する手順は、以下の通りです。

  1. Googleビジネスプロフィールにログインする
  2. 「ビジネスを管理」をクリックする
  3. 「ステータス」でビジネスの最新情報を確認する

ステータスが「確認済み」や「公開中」、「公開済み」と表示されている場合は、審査が完了し、Google検索やGoogleマップに内容が反映されています。一方、「保留中」「不承認」と表示されている場合には、編集した内容は表示されません。

審査が完了するまでには数時間~数日かかることもあるため、「保留中」と表示されている場合はしばらく時間をおいて再度確認しましょう。

「不承認」と表示されている場合は編集した内容が承認されていないので、そのままでは編集した内容が表示されることはありません。なぜ承認されなかったのか内容を確認し、適切な内容に修正した上で再度送信しましょう。

オーナー確認が必要

Googleビジネスプロフィールが停止されている

自店舗のGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報が表示されない2つ目の原因は、Googleビジネスプロフィールが停止されていることです。

Googleビジネスプロフィールが停止になると、検索結果にビジネス情報が表示されず、Googleビジネスプロフィールの情報を編集することもできません。

Googleビジネスプロフィールが停止されているかは、以下の手順で確認できます。

  1. Googleビジネスプロフィールにログインする
  2. ビジネスを選択する

「停止中」と表示されている場合、該当するビジネスのGoogleビジネスプロフィールは停止されています。

Googleビジネスプロフィールが停止されている場合には、Googleへ回復リクエストを申請する必要があります。

Googleへ回復リクエストを申請する手順は、以下の通りです。

  1. Googleビジネスプロフィールにログインする
  2. ガイドラインに違反している箇所を修正する
  3. 「詳細」をクリックする
  4. 「こちらのフォームをご利用ください。」のリンクをクリックする
  5. 質問に回答する
  6. 「送信ボタン」をクリックする

回復リクエストの審査には3日ほどかかります。回復リクエストを送信して3営業日が経過しても連絡がない場合には、Googleへ直接問い合わせをおこなってください。

停止中

Googleビジネスプロフィールがガイドラインに準拠していない

自店舗のGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報が表示されない3つ目の原因は、Googleビジネスプロフィールで編集した内容がガイドラインに準拠していないことです。

Googleビジネスプロフィールでおこなった店舗情報の編集や投稿、口コミへの返信などの内容がガイドラインに違反していると判断された場合、申請が承認されずGoogle検索やGoogleマップには表示されません。

ガイドラインに違反していると判断されたかどうかは、ステータスを確認することで判断できます。

「不承認」と表示されている場合は、ガイドラインに違反していると判断されている状態です。どの箇所がガイドラインに違反しているか具体的な理由についてGoogleからは教えてもらえないので、自身でガイドラインの内容を確認し、違反した箇所を見つける必要があります。

また承認後に停止されるケースもあり、その場合はGoogleからオーナーへ通知のメールが届きます。

Googleビジネスプロフィールがガイドラインに準拠していない

一般ユーザーから編集・削除された

自店舗のGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報が表示されない4つ目の原因は、一般ユーザーから編集・削除されたことです。

Googleビジネスプロフィールのビジネス情報は、オーナーだけでなくユーザーも情報の修正をリクエストできます。ユーザーからの修正の提案が適切だとGoogleが判断すると、ビジネス情報が編集・削除される可能性があるということです。

近年では、故意にビジネス情報が修正されたり悪意のある編集がおこなわれたりする店舗が増加しており、Googleビジネスプロフィールを運用する店舗の課題となっています。

一般ユーザーからビジネス情報が編集・削除された場合には、速やかに正しい情報へ修正しましょう。

一般ユーザーから編集・削除された

検索キーワードに対する関連度や知名度が低い

自店舗のGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報が表示されない5つ目の原因は、検索キーワードに対する関連度や知名度が低いことです。

Googleは、検索キーワードとビジネス情報の関連性の高さ・ユーザーが検索した場所から店舗までの距離、店舗の知名度・認知度の3つからローカルパックの順位を決定しています。

ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。

ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み「Googleビジネスプロフィールヘルプ」

ユーザーが検索時に使用したキーワードについて、自店舗のGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報で触れていない場合や店舗自体の知名度・認知度が低い場合には、ローカルパックに表示されない場合があります。

ユーザーがどのようなキーワードで店舗を探しているのかを確認し、関連する情報を提供するようにしましょう。また、店舗に関する情報をSNSなどで発信する、ユーザーからの口コミを集めるといった方法で店舗の知名度・認知度を高める事も重要です。

ローカルパックの表示が独占されている

自店舗のGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報が表示されない6つ目の原因は、ローカルパックの表示が独占されていることです。

ローカルパックには周辺地域にある店舗の中から3店舗が選ばれてビジネス情報が表示されるのが一般的ですが、他の店舗より群を抜いて情報が充実している、特に知名度が高いといった理由から1店舗だけが表示される場合があります。

1店舗だけにローカルパックの表示が独占されている場合には、基本的な店舗情報だけでなく、最新情報を発信する、店舗の写真・動画を投稿する、ユーザーからの口コミを集めるといった対策が必要です。

すでに別のオーナーまたはGoogleが登録をしている

自店舗のGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報が表示されない7つ目の原因は、すでに別のオーナーまたはGoogleが登録をしていることです。

店舗のGoogleビジネスプロフィールは、店舗の経営者だけでなく店舗と関係のない第三者やGoogleも登録することができます。すでに別のオーナーまたはGoogleが登録をしている場合、Googleビジネスプロフィールを登録してもビジネス情報が表示されない場合があります。

Googleが登録をしている場合には、オーナー認証をおこなう必要があります。

すでにGoogleマップに店舗が表示されている場合の、オーナー認証をおこなう手順は以下の通りです。

  1. 自店舗のGoogleビジネスプロフィールを表示する
  2. 「ビジネスオーナーですか?」をクリックする
  3. 確認方法を選択する

第三者がGoogleビジネスプロフィールのオーナー権限を取得している場合には、オーナー権限を取得しているユーザーと交渉してオーナー権限を譲渡してもらう必要があります。

ビジネスオーナーですか?

類似のビジネスプロフィール名の店舗が存在している

自店舗のGoogleビジネスプロフィールのビジネス情報が表示されない8つ目の原因は、類似のビジネスプロフィール名の店舗が存在していることです。

店舗がある地域の周辺にGoogleビジネスプロフィールのビジネス名が同じあるいは類似した店舗が存在している場合、Googleが店舗を混同してしまう場合があります。また、ユーザーがどこから検索したかによっても、表示が変わる場合があります。

周辺地域に類似した名称の店舗がある場合には、NAP情報(店舗名・住所・電話番号)を正確に登録するようにしましょう。

ビジネスプロフィールが表示されないことを防ぐための運営について

Googleビジネスプロフィールが表示されないことを防ぐための運営方法は、以下の2つです。

  1. ガイドラインを遵守する
  2. サイテーションを強化する

それぞれの運営方法について詳しく解説します。

ガイドラインを遵守する

突然Googleビジネスプロフィールが表示されなくなるような事態を避けるためには、ガイドラインを遵守して運営をおこなう必要があります。

ガイドラインを遵守したGoogleビジネスプロフィールの運営方法は、以下の4つです。

  1. 正しい店舗名にする
  2. 説明欄に宣伝やキャンペーン情報を掲載しない
  3. 不正なクチコミを集めない
  4. ガイドラインで禁止されている内容の投稿をしない

正しい店舗名にする

Googleビジネスプロフィールでは、ビジネス名に正式な店舗名以外の不要な情報を含めて設定することが禁止されています。

ビジネス名に不要な情報を含めることはできません。含めると、ビジネス プロフィールが停止される場合があります。ビジネス名に含めることができる情報とできない情報については、以下の例をご覧ください。

Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン

ユーザーの注意を引くための装飾的な表現を加えるのではなく、正式な店舗名のみを設定する必要があります。

説明欄に宣伝やキャンペーン情報を掲載しない

Googleビジネスプロフィールでは、説明欄に宣伝やキャンペーン情報を掲載することが禁止されています。

特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調するコンテンツ。たとえば、「すべて 50% 引き」、「地元で一番人気のベーグルが 500 円!」などのフレーズは使用できません。

Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン

意図的にユーザーの注意を引く表現を使用するのではなく、ユーザーにとって有益な情報を提供することを心がけましょう。

不正なクチコミを集めない

Googleビジネスプロフィールでは、対価を支払って口コミを獲得することが禁止されています。

企業が提供するインセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)が誘因となって投稿されているコンテンツ。
これには、インセンティブと引き換えに否定的なクチコミの修正や削除の依頼を受けて投稿されるコンテンツも含まれます

禁止および制限されているコンテンツ

金銭的な報酬を支払うことだけでなく、ユーザーに対して割引クーポンや商品、サービスを提供する代わりに口コミを投稿してもらうこともガイドライン違反です。また、自作自演で口コミを投稿する行為もガイドラインに違反しているとみなされます。

QRコードやサードパーティツールを活用し、自然な形で口コミを投稿してもらうようにしましょう。

ガイドラインで禁止されている内容の投稿をしない

ガイドラインで禁止されている内容の投稿はGoogleから申請が承認されず、Google検索やGoogleマップには表示されません。

投稿する内容が、ガイドラインに違反していないかを事前に確認した上で送信するようにしましょう。

サイテーションを強化する

Googleビジネスプロフィールが表示されないことを防ぐためには、ローカルパックの上位にGoogleビジネスプロフィールを表示させる必要があります。

多くのユーザーからサイテーションを獲得することで店舗の知名度・認知度を高めることができれば、ローカルパックの上位にGoogleビジネスプロフィールが表示されやすくなります。

サイテーションとは、第三者のSNSやWEBサイト上で店舗が言及されている状態です。

サイテーションは、以下の方法で獲得しやすくなります。

  • NAP情報を統一させる
  • SNSを運用する
  • 知名度の高いポータルサイトに登録する
  • 広告・メディア・プレスリリースを活用する

NAP情報を統一させる

サイテーションを獲得する方法の1つ目は、NAP情報を統一させることです。NAP情報とは、店舗名・住所・電話番号の3つを指します。

WEB上のNAP情報とGoogleビジネスプロフィールのNAP情報の表記が異なっている場合、Googleから別の店舗だと認識されてしまう恐れがあります。大文字と小文字・全角と半角・英字とカタカナといったように、異なる表記方法で記載していないかを確認しましょう。

SNSを運用する

サイテーションを獲得する方法の2つ目は、SNSを運用することです。そもそも店舗の存在がユーザーから認識されていなければ、ユーザーがサイテーションすることはありません。

SNSを運用することで多くのユーザーから店舗が認知されるようになれば、サイテーションを獲得する機会が増加します。

知名度の高いポータルサイトに登録する

サイテーションを獲得する方法の3つ目は、知名度の高いポータルサイトに登録することです。知名度の高いポータルサイトは多くのユーザーが利用するため、登録しておくことで店舗の存在が認知され、サイテーションを獲得する機会が増加します。

広告・メディア・プレスリリースを活用する

サイテーションを獲得する方法の4つ目は、広告・メディア・プレスリリースを活用することです。広告・メディア・プレスリリースは幅広いユーザーに対して情報を発信できるため、店舗の存在を多くのユーザーに伝えることができ、サイテーションを獲得する機会が増加します。

まとめ

今回は、ビジネス情報が表示されない原因と対処法について解説しました。

Googleビジネスプロフィールが表示されないことを防ぐためには、ガイドラインを遵守した運営をおこない、サイテーションを獲得することでローカルパックの上位にGoogleビジネスプロフィールを表示させる必要があります。

本記事で解説した、Googleビジネスプロフィールが表示されないことを防ぐための運営方法を参考に運営をおこない、Googleビジネスプロフィールが表示されるようにしましょう。

この記事の作成者・監修者

林 洋平

林 洋平

事業責任者

2012年オルグロー株式会社の立ち上げに従事。タイ法人を設立の際にはバンコクにて現地日本人の採用やコールセンター、ライティング部署の管理を行う。現在はMEO対策、Googleビジネスプロフィール一元管理ツールやMEOアナリティクスの開発に従事しつつ、カスタマーサポートも行う。自社メディアにて、MEO対策コラムの監修も手掛ける。

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